お客様のお孫さんが宮崎県に住んでいて、短歌の賞をいただいたというので、
色々お話を伺っていくと、宮崎県は若山牧水の生まれたところで、
短歌で県起こしをしたいとの考えがあって、在住している
歌人の伊藤一彦氏、俵万智氏を選者にして幅広い県民から短歌を募集したとのこと。
おきゃくさんのお孫さんが、中学生の中から選ばれて、優秀賞をいただいたとのことです。
偶然に私は「サラダ記念日」の俵万智氏から30冊くらいの氏の本を読んでいて、
子供さんと一緒に沖縄に移住したあたりまでは情報あったのですが、すっかりご無沙汰になって
今は週刊新潮の短歌欄の推薦文を読む程度でした。
本棚から取り出した本の中には、どうして手に入れたか忘れてしまいましたが、
「あるひカルカッタ」という紀行本に俵氏の直筆のサインがありました。
何かの応募をして当たったのでしょうね。
もう一人の伊藤一彦氏はここ10年くらい、気になって読んでいる歌人です。
「月の夜声」 「待ち時間」 「土と人と星」 「日の鬼の棲む」 「伊藤一彦作品集」
などの本を折に触れ読んでます。
月に関する作品が特に好きですね。年齢が近いと、分かる、っと言う感じが多くなるからでしょうか。
中学生のお子さんの短歌はどんなものだったか分かりませんが、
いい刺激になって感性磨いていって若い人にたくさん短歌作っていってほしいですね。
「地下茎の 深く広がる吾亦紅 いまどきの恋の 花にはあらず」
伊藤一彦しの短歌です。私の大好きな吾亦紅が歌われていて好きな歌の一つです。