新しい「別当」の舞です。
息子と同じ歳の彼が「別当」として舞う田楽能を見ておきたいと思い、
応援する気持ちもあって、昨夜から今朝にかけて、西浦観音堂に行って来ました。
月の出から日の出までの長時間の舞は、中休みをしてからの(午前3時ころから)
舞は一段と見事です。
いい写真は撮れなかったですが、目に焼き付けてきました。
「別当」にしか許されない最後の舞は明るくなった午前7時半ころから
はじまりました。
見物の大勢の人の中には、じっと見守る彼のお母さんの姿もありました。
多くの若い仲間の応援や先輩の指導の甲斐あって、「別当」の大任を勤め上げた
姿に、目頭が熱くなりました。
向えの山に朝日が昇るころには、すべての舞を舞い終えた、充実感いっぱいの
能衆の顔がありました。
若い世代が受け継がれていく伝統って素敵ですね。
この歳になると一度見ておくと良かったなと思いますが。
フラワーさん
今年は運がよくて、雨も雪もなくわりと暖かかったです。今朝は晴れて、白々と夜明けを感じる感覚はいいものですよ。
水窪の人でもなかなか一晩通してみる人は少ないです、民俗芸能に興味のある人や写真家がいっぱいでした。
あくまでも西浦観音堂のお祭り、若い舞手は楽しそうでした。
ふ~mmmm 朝まで。朝の荘厳な空気を味わいたかったです。生憎 仕事になり またの機会にです(><)。
こういう祭りを 見ないと 山に暮らす凄みは わかりませんねぇ。私も近くの田楽、花祭り好きです。熱気、リズム、舞い手の迫力。感動ですね。
凸さん
カメラマンいっぱいでした、かつてこれほど世の中に知られてないころは、もっともっと面白く舞手が、見手と一体になって楽しんだのでしょうが、カメラが回っていると、舞手もちょっと緊張するんでしょうね。伝統を維持していくのは本当に大変です、別当の一家を知っているので今回の田楽は、ついつい母親のような感覚で見てました。こんな感覚の田楽紹介のブログが一つくらいあってもいいかな?っと思ってアップしてみました。
今年も観音様に行けず残念でした
違う視点からの田楽の紹介、感動いたしました
どんぐりさん
ここ数年雨が多かったですが、今年はお天気も新「別当」に味方してくれたのでしょうか、よかったですよ。
同じ動作の繰り返しですが、その行為が舞ってる人を、高揚させて、場所が神の降りてくる場所になっていくような気がします。
今年初めてデビューする能衆のお母さん達も心配げにみてました、若い舞手は奥さんも見に来ていて「今度、この面をつけて舞うよ、」「俺の舞どうだった」とか裏ではいろいろと楽しい話もありましたよ。
最後の鎮目の舞と言うか神事のあと、若い能衆の目には、涙の後がありました。
伝統を引き継いでいく人の厳しさなのでしょうね、新別当の重圧は、彼のお母さんの心配そうに見つめる、目が語っていました。
けいこさんへ
お疲れ様でした。
ご一緒出来なくて、案じていましたが
ご主人さまと良かったです。
新別当さまも素晴らしい舞でしたね。
若い能衆の方も増え、西浦の田楽に
伝統の舞と新しい風も感じました。
こんばんわ
興味津々で記事読ませていただきました
《別当》が判らずネットで検索したら
西浦田楽のサイトに行き当たり引き込まれるように読みました
すべてが世襲制なんですね
伝統を引き継いでいくって大変なことですね
新別当さまのお母様安心されたでしょうね
一度機会があったら是非ともみてみたいです
misaku_55さん
コメントの返事遅くなってすみません、姪の結婚式で大阪まで行って来ました。
田楽の終わった朝は8時のバスで帰ってきました、明け方の雰囲気はまた格別のものがありますね。
お疲れ様でした、いい写真が撮れたことでしょう、また見せてください。
かいくんばあばさん
この田楽能は、民族芸能を研究や、勉強している人にとってはなかなか興味深いものがあるようで、学生さんなど毎年たくさんのひとが訪れます。12時間近い長丁場ですから一回ですべて観るのは大変ですよ、機会があっていらっしゃるときがあったら、一報ください、懐中電灯、簡易椅子など見学にひつよぷなグッズなどお教えいたします。
今の世代はなかなか世襲が大変で特に、別当の役割はとても大変です。
昭和41年に監修された「西浦田楽」の本も、その時代を反映した写真などあって面白いです。
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