霜月の祭り

以前は12月に入って、もっと寒い時期でしたが
11月23日に集落の神社の霜月の祭りがありました。
(今日の静岡新聞の浜松圏、ワイドにものってます。)
夕方には長老たちが民家を回って、、、とありますが
この行事を「なあなかまい、がくるよ」と昔からいいます。

神社の湯立て神事をしたお湯を手桶に入れ笹の葉でつくった
箒のようなもので、氏子の家をまわり、氏子の頭に無病息災を
祈願してくれます。

このときの神官の言葉がおもしろいのです。
呪文のようで、「きよもとてえ、おらが、しもで、なあなかまいや、たいまの、、、、」
と、子供の頃は各家々で神棚を拝み、ご馳走を出して、お酒をのんで、
時間をかけて夜中までかかりました。
神官について回るひとも帰りは千鳥足、神社までたどり着くかなー
と思えるくらいでした。お湯を頭にかけてもらうのですが
中には、子供をからかって、一杯かける人もいて、よっぱらいが
こわくて逃げまわった事もありました。
この文句が集落の神社によってすこしづつ違うようで、
元はきっと何かいわれがあるのでしょうが、分かりません。
霜月の祭り
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仏壇の前でお払いをしているところです。
神様と仏様仲いいですよね、台所、風呂、お店、、、、
など家中をまわって、くれます。
このごろは玄関だけでいいです、と断るひともいるとか、

霜月の祭り
我が家では一杯お酒をだしたので、少し休んで、
昔話に花が咲きました。

この神事が終わるとあとは正月を待つばかりと言う気持ちに
なります。
民族学的には、信州の方の影響のある行事だとおもいますが、
この地でいろいろ変化してきたものでしょう。

少しずつ薄れてきていて残念ですが。


この記事へのコメント
集落の神社の霜月祭なのですね。
薄れているのでしょうか?
ご近所でも聞いた事がなかったので、どんな内容か知りたかったです。
お家の中をお祓いしてお正月を迎えるのですね。
厳かですね。
詳しく書いて下さり有難うございました。
Posted by misaku_55 at 2007年11月24日 11:16
misakuさん
本町は去年あたりから、各戸を回るのはやめになったみたいですからね。
高齢化ですかね。私達の世代が頑張らなければいけませんね。
Posted by けいこさん at 2007年11月24日 21:02
懐かしい~

幼い頃夕飯時間を終え一家団欒していると禰宜様たちが来てお払いをしてくれるのですが、 お払いの祝詞の言い回しが訳も分からず可笑しくて クスクスと笑ってしまい父親に叱られたことを思い出しましたよ。

めっきり朝晩寒くなりました冬支度にはいるのですね。
Posted by R ・フラワー at 2007年11月25日 08:09
フラワーさん
諏訪神社の氏子は生涯つづくのでしょうね。
ほんと呪文だよね、いまだに意味よくわかりません。
Posted by けいこさん at 2007年11月25日 13:28
ぶん屋です。
各地にはそれぞれのお祭りがあり、生活の中に溶け込んでおりますね。
信仰が文化を作ってきたとあたしは感じています。
大事に後世へとつなげてほしいものですね。
Posted by ぽ at 2007年11月25日 18:52
ぽさん
山に囲まれた狭いところですが、西浦(にしうれ)の田楽能など独自の行事がいろいろと残っております、私達の世代が継いでいかなければならないのですが、人口の減少でむづかしくなってきています。
Posted by けいこさん at 2007年11月26日 10:39
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