吾亦紅（われもこう）

以前から新聞に投稿して、何回か採用されているとは聞いていましたが、我が家で取っている
新聞とは違うので、数回しか読んだことはなかったのですが、50回採用された記念に冊子にした
と聞いて、本人にお願いして冊子をいただきました。





彼女の人柄が充分に感じられる文章で、文字数の制限されてる中、
とても素敵な冊子になってました。

読んでいると、私もよく知っている方の話しや、同じ世代だからわかる
思いが満載で、中の文章では涙がでるものもありました。

特に、「しも姉」（しもねえ、と読みます、水窪では、何々姉と呼ぶことが多いです）
彼女のお母さんの話。

私のお店のお客さんでもあり、「わしが具合悪くなったら、砂糖湯を一杯くりょね」と
話をしてくれていたたので、一度カットしている最中に具合がわるくなって、出してあげたことがあります。
私のカットがお気に入りで、家を出られなくなって、お宅まで伺ってベッドの
横に座ってもらって、カットしてあげたことが何回かありました。

ほがらかで何時もお嫁さんのおかげ、と話してくれ、子供からもらったと、常に着物で
過ごしている人でした。

ご主人と仲良く、60代を充分満喫している彼女、私も見習わなくては。