絞りの着物

絞りの着物

もう10年ほど前になりますが、白生地を絞って染めた着物です。

絞りの着物

鳴海の絞りの先生に指導していただきながら、まずは山並みのように
一反を絞り、しぼった巾が円筒になるくらいの直系のビニールの紐の束をつくり
其処に巻き上げ絞りをして規則的にビニールを巻いて絞り上げ、
本藍でそめました。

絞りの着物

段染めになっているのは、ビニールをまいたところが藍が濃くそまらないからです。

上手く説明できませんが、三ヶ月くらいかかって、一反をしぼりました。

草木染めをはじめてからは、20年近くなりますが、不勉強で
絹もので一反しぼったのはこの一枚だけですが
だいじにだいじに着ています。
いまではもう一反を絞るほどの根気がないですから貴重な一品です。

浴衣などは自分のデザインで絞って、染めたりしてますが
大きな作品はできなくなりました。

この着物を着るたびに、教えてくださった絞りの先生を思い出します。
私の母と同じ歳でしたのでよけいに、お元気でいてほしいと思います。


この記事へのコメント
コメントいたします。
精魂込めた品、けいこさんの生きた証ですね。
機会がございましたら一度見せていただきたいと思います。

「一点だけの大切な品ですね」
Posted by 大黒屋 at 2008年09月05日 17:53
けいこさん、こんばんは。
ご自分で絞り染めをされた着物、すてきです。
声が出てしまいました。
機会があれば是非拝見させてください。
有松は行ってみたい場所、思い出話もよかったら聞せてください。
Posted by ぶん屋あき at 2008年09月05日 20:19
大黒屋さん
有難うございます。はっかけの色がいまいち気に入らないのですが、大切に着ています。

ぶん屋あきさん
すくもの藍の色はいいですね、自分では、たてられないので、有松の先生におねがいしました。まだ一反白生地を持っているのですが
絞り始めてません、体力がなくて。
少しずつ切って、帯揚げに染めようかなと思ってます、草木染の帯揚げは意外といろんな帯、着物の色と合います、やしゃぶしで染めたグレーは濃いものから薄いものまで重宝してます。
有松はなかなかいい所ですよ、榊原あさ子という先生に絞りを教えていただきました。
お話する機会ができると私もうれしいです。
Posted by けいこさん at 2008年09月05日 21:14
これは大作です。この色が又味があって素敵ですよね。
織りも染めもじっくり取り組まないと出来ない高度な趣味で、又絞りまでとなると根気のいる仕事です。けいこさんは楽しんでいる宝物がいっぱいありますね。
Posted by R・フラワー at 2008年09月06日 08:49
フラワーさん
このところ、楽しみが少し苦しみになりつつあります、趣味の縮小を考えてるのですが、どれっといって振り落とすことができなくてね。
フラワーさんも押し花、ウクレレ、ダンス、、、いっぱいですよね。
Posted by けいこさん at 2008年09月06日 09:37
先日、見せて頂いた素晴しい作品ですね。
着られた後のお手入れとか、保存方法も素晴しいですね。
10年もたっているとは思えない新鮮さを感じました。
Posted by misaku_55 at 2008年09月08日 23:19
misaku_55さん
そうですね、着物は流行もあるけど、気に入ったものは母の代のものでも着れますね。
そこが洋服と違うところでしょうか。
Posted by けいこさん at 2008年09月09日 10:05
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